かげのメソロギア研究【メソロギア】

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「メソロギアはじゃんけん」は幻想なのか

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 こんにちは。かげです。今回は択とかじゃんけんについて話します。Twitterなどでもたまに話題に挙がる「メソロギアとじゃんけん」という話題やその本質について今月使っている水棲妖精の話も絡めて話していこうと思います。初心者から熟練者まで参考になるかと思います。

 

この記事を書くことにした理由

 まず、カードの追加や調整によりメソロギアにおける「じゃんけん」の意味が変化したと感じ、どのような変化があったのか記事にしてみたいと感じたからです。

 次に、僕がSeasonChampionを取ったデッキが大体「理不尽」と批判されるため私が何を考えて「じゃんけん」しているかについて一部でも公開したいと考えたからです。また、この記事で「じゃんけん」がカードを召喚するタイミングや試合を決める重要な部分以外にも存在していることをについても考えることとします。

じゃんけんと水棲妖精

 今月はかなり長いこと水棲妖精を使いましたが、このデッキの主な要素として《暗黒剣聖・シャドウスケルトン》と《妖精剣士・フェイ》(以下:回収札)で手札を広げることで次のターンの択を増やし、相手により有効な妨害を構えることが挙げられます。

 また、このデッキが目指す択での有利とは相手の手札や使用済みカードや想定される山札に対してより有効な手札が複数並んで初めて成立し、有利な状態に立てたと言えます。

 以上のことから、相手の動きに対して必要なカードを墓地や手札などの公開された領域に供給する択をどれだけSPやLIFE、盤面の損害を少なくするかといった部分で「じゃんけん」していると考えました。

今まで握ってきたデッキにおけるじゃんけんの意味

 私は、今まで魔法剣士と悪魔でSeasonChampionを取りましたがどちらのデッキも次のターンの手札を作るためにじゃんけんをしていました。

魔法剣士の場合

 まず、魔法剣士の場合はレイラ召喚で相手の択に対して圧をかけることや次のターンで確実に妨害を作るために《騎士少女・ララ》や《プリンセス》を活用することで相手を妨害することで次のターンに攻撃を通しやすい盤面を作る。もしくは相手の攻撃を受け、相手の手札、すなわち択の幅を弱くすることで自分のより強い攻撃を通す。この二つのどちらかをほぼすべての状況下で強制できました。しかし、その動きは安定択、相手側にも基本的に同じことを考える権利があり少なくとも当時の環境ではカオス12スタンやドローカオスがそれらをカバーする択を取ることが可能でした。

 結論として、当時の環境における魔法剣士の場合の「じゃんけん」は妨害効果チャージャーの打ち合いから生まれる空中戦+それを制して攻撃を通した時に得られる妨害の幅を考え、より勝ちにつながる手を読み、探り合うことであるといえる。

悪魔の場合

 次に、悪魔の場合はターン中、かつ種族内に戦場を含めた相手の盤面に直接干渉できるできるため相手のSPを無駄に使わせることが可能でした。また、ディフェンダーに触れられない点を汎用札や種族で賄えることが手札を広げ、択を構える際に大きく役立ちました。

 結論として、当時の環境における悪魔の場合の「じゃんけん」は妨害を飛ばす択こととそれを安定させるための《墓荒らし》や《暗黒剣聖・シャドウスケルトン》などのリソース回復札択の通し合いであると言え、魔法剣士の時と異なり、中核となる種族で妨害を飛ばすため、それを供給するためのじゃんけんを仕掛けていると言えます。

構築戦でレートを盛るために必要な思考と「じゃんけん」

 まず、私が構築戦でレートを盛るために必要な思考として安定択を把握し続け、中長期的に勝ち"続ける"プランを取ることであると現時点で考えています。具体例として、水棲妖精であれば《暴虐なサメ》で墓地にカードを貯めることで回収札の回収先を増やすことで幅の広い妨害の打ち合いに参加することができます。また、私はいわゆる「魂のベルセルク」について大きな疑問を持っており、そこにコンセプトを求めるのであれば赤十字騎士などもっと明確なマッチングの優劣がはっきりした尖ったデッキ握ればよいと思います。安定した強い択と妨害といった意味では外した時に最低限得られるものが全くないため事実上択として機能しないほか、無理やり機能させたとしてもそれが通り続けるかといえば否と言えるからです。

 最後に、これはレートで安定して勝つ方法であり大会などの場では状況が変わります。予めご了承ください。

まとめ

 結論から言えばメソロギアにおいて純粋な「じゃんけん」の要素は薄れてきたと思っています。しかし、カード同士の噛み合いや次のターンに残す妨害札など、択としての側面が強化されており、意味を変えながらも「じゃんけん」という言葉は存在し続けていると考えています。正直、新カードや調整で化けたカードにただ「理不尽」という前にどのような形の「じゃんけん」を仕掛けてくるのか考えることが非常に重要と言えます。